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Quirt(クァート)と呼ばれる乗馬鞭があります。
現在、乗馬鞭と聞いて連想されるのは棒状のモノですが、クァートは良く撓るグリップ部分に革ひも、あるいはそれに類する打部を取り付けたモノです。 今回はソレをイメージしてスパンキングアイテムを作ってみました。 コッチが打面。 ソフトレザーを使ってみました。 裏面 デザイン的にはバラ鞭と共通ですが・・・ グリップがぐにょりと曲がるワケです。 グリップの撓りと重量を利用して運動エネルギーを効率よく打部に伝える事が出来るので、大振りしなくても正確な打撃が可能です。 打撃音はかなり大きめ。←スッパーンってね♪ ちょっとバランスが悪い気がするので、色々試してからまた作ってみます。
最近、緊縛主体のショウをされる方々からよく聞かれるのが、「和風の鞭って無いですか?」という質問。
成程革製の鞭は西洋の文化なので麻縄や和装にはミスマッチと言われれば、そんな気も。 和風の緊縛ショウの雰囲気を壊さない鞭(またはスパンキンググッズ)を・・・という声にお答えして。 作ってみました。 竹光 (たけみつ)とは、竹を削ったものを刀身にして刀のように見せかけたもののことである。現代では、芝居の小道具として用いられる。また、切れ味の悪い安物の刀を嘲ってこう呼んだりもする。 Thanks to wikipedia ・・・ということで。 竹光。 スパンキング竹光。 ・・・「スパミツ」(笑)。 日本庭園の竹垣等に使用される建仁寺竹(孟宗竹を油抜きして平らに加工した物)を2枚合わせて隙間をもたせ、日本刀風に仕立てて見ました。 サイズは一般的な打刀の寸法を参考に刀身70cm、柄を25cmに設定。 素材の段階では切断面が粗いので、カンナをかけてサンドペーパーでひたすらガシュガシュしてから、ささくれ防止&艶出しに蜜蝋ワックスでフィニッシュ。 グリップは柄巻しかないでしょ。 ってことで・・・ 本革エナメルでエグイ感じに。 あー、コレ幅広の組紐でやれば良かったなぁ。 鍔(ツバ)は無いの?とか、鞘(サヤ)は?とか言われちゃいましたが、試し打ちにお尻を貸してくれた皆様からは意外と好評だったり。 そう、それはまるで「竹を割ったような打感触」(笑)。 しかし長すぎたか・・・。 脇差サイズなら扱い易くなるかな。
そして10月。
月イチブログになっちゃってますが。 作ったのはちょっと前なのですが、以前から考えていた変わった形状の鞭を試作してみました。 こんなカンジで。 全長は55cm、鞭穂は40cm×3本。 持ち運びに便利♪ ハードレザーで作ったので、打感触は結構スパイシーな感じに。 グリップ部。 3mm厚のオイルレザーとステンレスのリングを挟んで手縫い。 ここのシナリ具合が今回のポイント。 リングのあたりを握って、手首のスナップで鞭穂を飛ばす感覚で振ります。 えーと、スリッパで卓球をするような感じで(笑)。 試作なので、商品化するかどうかも決まってませんが、こんな鞭があっても面白いかな、と。
ケインに関するお問い合わせを数多く頂いております。
人気あるんですね、ケインってば。 鞭としては革製のモノより古くから存在していたケイン。日本語なら「笞」。 どことなく原始的、根源的な存在感を感じるのは僕だけでしょうか? さて、「桃太郎ケイン」ですが試作を繰り返し、製品版の仕様が決定しました。 海外製のケインの多くは亜麻仁油(アマニ油)を籐に浸透させて作るものが主流 なのですが、乾燥すると固くなりすぎる&時間がたつと変色してしまうので、 別の乾性油を使う事にしました。 研磨後、油を塗って乾燥(24時間)の工程を3回繰り返し、最後にお肌に優しい 蜜蝋ワックスで磨きあげて完成です。 今回はグリップの写真を・・・。 太さは15mm。 中空素材をラバーコーティングしてあるのでスパンカーの掌に衝撃が戻ることなく、 軽い握りでもスベリません。 ・・・ちょっと色気が無さすぎますが、「実用本位」ということで。 消耗度合いは革製の鞭にはだいぶ負ける=折れるので、金属部品は使わずに低価格になるように仕上げました。 もうちょっと試してから、販売を開始致します。 今しばらくお待ちくださいませ。
オーダー頂いた鞭を制作する合間に色々と試作品を作ってたりするのですが、今回はケインを。
籐の丸棒を探していたのですが、なかなか見つからない。 籐細工用の平たいヒモ状になった「籐皮」しか売ってない・・・。 問い合わせても「何にお使いですか?」とか聞かれて返答に困る始末。 なんとか籐家具の問屋さんから分けてもらうことができるようになり、お取り寄せ。 が、さすが天然素材、曲がってるわ反ってるわで3割程度は使えず。 まぁ、革もそうなんですが材料のロスが出るのはなんていうか、もったいない。 気を取り直して、まずは研磨から。 研磨前はこんなカンジ。 ケバだちをとり、肌触りをよくするために粗目→中目→仕上げ目で磨きまくります。 籐の繊維を切断しないように丁寧に。 で研磨後がコチラ。 ケバがなくなって、ツヤが出て来ます。 なんとなく象牙見たいな雰囲気。 これに乾燥性の天然油を浸透させて強度としなり具合、耐水性を高めます。 現在は油の種類と塗り方による仕上がりの違いを検討中。 持ち手がステッキ状になったケインもカッコイイけど、先ずはストレートタイプのグリップ付を作る予定です。 スパンキングラケットよりこっちの方が先に完成するなぁ、多分。(笑) |