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完訳 カーマ・スートラ
ちょっと前に読んでみました。

完訳 カーマスートラ

です。

直訳すると「性愛の経典」です。

いや、その・・・何かの役にたつかな~と思って。

カーマ・スートラの成立年代については諸説あるようですが、大体3~5世紀とされているそうで。
その頃の日本は「古墳時代」。 僕らの御先祖が前方後円墳を作っていたころに、「最高の節制と衷心からの敬虔の念を以て、世の人の生活の為に著わした。」(著者 ヴァーツヤーヤナ)という、この愛の経典、背筋を正して読み始めました。

まぁ、役に立ったかどうかは置いといて(笑)

「鞭が好きだ」でお馴染みの桃太郎が惹かれたのが、「第二篇 <性交>の第七章 15節」

『愛打の方法』

ココ。

なんてナイスな響き。

以下にちょこっと抜粋

『カーマ(性愛)はその本質上争いであり、また劣悪な性質のものであるから、性交は一種の争いである。』
『愛打は情欲の激しさによって行われるのであるから、性交の一部分である。』

 ・・・なるほど。 言い切っちゃうんだ。

『女が男の膝に座っているときは、女の背を拳で打擲する。 その際、女は、宛もそれを厭うかのように「雷鳴」「泣き声」或は「鳩の蹄声」をだし、また打ち返すべきである。』

 ・・・え?

『陰茎を没入している間に於いて、女の乳房の間を手の背で打つべきである。 初めは緩やかに、情欲が昂進して最高頂に達するまで続けるべきである。』

 ・・・それって、ムセるんじゃないの?

 ケホケホってなるんじゃないの?

『性交が終わったときには、陰部及び腋を打つ。 特に急激に、満足感に至るまで続けられる。 この際には、急激に蒼鷺や鳶鳥の蹄声が発せられる。』

 ・・・あぁ、駄目だ、まったく想像できない。 それどんな声?

こんな感じで愛打の方法が綴られてるワケなんですが、鞭という道具に関する記述はありませんでした。 残念。

項目ごとに詩篇が添えられているんですが、愛打の詩の一つがコレ。


愛の打擲なすときに

願慮もなければ、聖典(ふみ)もなし。

愛の交わりなすときは、

情欲のみが原動力(ちから)なり。


なんて言ったらいいのか・・・ワイルドっすね、インド。

2009'09'27(Sun)17:45 [ 雑記 ] CM0. TB0 . TOP ▲
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